摩耶山
神戸岳人のふるさと摩耶山へ青谷道より

山域:六甲
山行日:2013年3月25日
天候:曇時々晴れで寒い一日
メンバー:雨男ミーとマン氏 山休

コース:王子スポーツ公園(9:20)→青谷道登山口(9:32)→観光茶畑園(9:48)→行者堂(10:15 10:30)
 →旧天上寺史跡公園(11:10)→摩耶山山頂(11:23)→菊水台(11:32 12:30)
→上野道経由→上野道登山口(13:30)


ネットの山友人である『摩耶山さん歩』さんの裏庭を訪ねてみようと相棒のミーとマン氏を誘い
セレブの街神戸へと車を走らす! 大山崎インターより名神に入り、西宮より神戸阪神高速へ乗り継いでゆくがここが通勤渋滞!
すぐに一般道に下りるも登山口到着が予定より30分以上も遅れてしまう。

王子スポーツセンターの駐車場に車をキープし、神戸海星女学院のある洗練された街並みを抜けて青谷道登山口へ!
二十数年山歩きを続けているが六甲山系は数回しか歩いておらず、もちろん摩耶山は初めて気持が昂ぶってくる。
登山口にある妙光院馬頭観音様でまず登山の安全を願い合掌!

セレブな街並みを抜けて行く 妙光院馬頭観音様 街中から続く青谷登山口

青谷道に入るとすぐにツルニチニチソウとスミレ、梅の花が歓迎の出迎えをしてくれる。

ツルニチニチソウ タチツボスミレ

谷沿いに続くゆるやかな道をのんびりと進み青龍寺の横を通過してゆくと茶畑と山のカフェがありさすがに神戸と感心!
観光茶園と名付けられた茶畑は灘百選にも選ばれており市内唯一の茶畑らしい!
ちょっと寄り道をしてコーヒータイムでもと思うも無骨な男同士には場違いかなあと断念し通過!

谷沿いの道 観光茶園 山のカフェ

南無不動明王の大龍院の横を通り水場を過ぎると開けた場所に出て旧摩耶道との分岐行者堂に着く。
ここで小休止して行動食を頬張り周辺を少し散策。

行者堂の裏にも道があり、ここが老婆谷や行者尾根への取り付きかなあと相棒に地図の確認をお願いすると
詳細な地図は持ちあわせていないとの事で・・・地図もなしにここは登れないなあと断念!
山に登る時は必ず地図はザックに入れておいて下さい! 山休も無しですが!

南無不動明王 水場 行者堂

行者堂を過ぎ鉄製の橋を渡ると登山道は階段状の道が続きつい登りになってくる。
簡単に登れると思っていた摩耶山・・・侮れず徐々に体力を奪われてゆく、前日の霊仙よりきついと相棒に愚痴をこぼしてしまう。
上野道分岐を過ぎてようやく天上寺山門に着きホッと一息。

行者堂より鉄製の橋を渡る 延々と続く階段状の道 上野道分岐

山門を眺めながら多くの方が天上寺にお参りされていた今は昔の面影を偲ぶ。
山門をくぐると急な石段が続き再び息切れを繰り返し、何度も上を見ては立ち休憩をして登ってゆく。
石段を登り切ると左に摩耶の大杉さんがおわすとのことで寄り道をしてゆくことに!


大火によりその寿命を終えられたようであるが、まだ立派に立っておられ相棒のメタボが全く目立たない程の大きさにびっくり
比良明王院のご神木や白倉連峰の台杉さんに勝るとも劣らないお姿である。
旧天上寺山門 石段を登る 摩耶の大杉さん

昭和51年の大火でそのすべてを焼失した旧天上寺は誠に残念であるが、
今は史跡公園になっており、展望も良く地元の方たちの憩いの場所にもなっているようである。


史跡公園を抜けると道は二手に分かれており、奥の院経由の尾根道を選択して山頂へと向かう。
5分程で奥の院跡となり、さらに笹の道を行くと三等三角点のある摩耶山山頂に着く。

旧天上字跡 山頂へは左の尾根道を選択 摩耶山山頂

山頂は木立に囲まれて展望は無いものの立派な山頂標識があり初登頂の記念に三角点にタッチして
ビューポイントの掬星台へと舗装道路を下って行く。

掬星台はすばらしい展望が広がり、神戸の街並みと海をゆく船を眺めながらランチタイムへと入る。
雨男のミーとマン氏が同行の為、薄曇りで快晴とはゆかないが60分程神戸の休日をのんびりと楽しむ。

掬星台 アセビも満開 神戸に乾杯!

当初、黒岩尾根か地蔵谷コースから下山の予定であったが、青谷道での体力消耗と天候悪化傾向の為
軟弱な男二人はあっさりと上野道からの下山に変更。


上野道は途中にベンチや展望所があり、よく整備もされており歩き易く60分程で登山口に下山。
街中を適当に歩いて王子スポーツ公園に戻り摩耶山初登山を終える。

次に訪れる時は色々なコースを歩くぞ!

上野道登山道風景
歩き易い道が続く いたわりのベンチ 粋な東屋
椿のトンネルをくぐる 神戸の街並み展望 上野道取り付き